こうけいの日記２００２年１１月１６日〜３０日

２００２年１１月３０日（土） 一部のかたがたにはお待ちかね！？の日記です。 今日は、学校時代のサークルの創立２０周年パーティーにＭＴＦで出席しました。 「これからパーティー行くんですぅ」と言いながら、美容室で髪をカット。 家に帰って、この日のために買っておいた、毛の衿つきのグレーのワンピースに着替えます。 肩を包むようにブルーのストールをかけて、胸にコサージュをつけます。 アイメイクにちょっと手こずって時間が遅れたので、爪のマニキュアは断念して、買ったばかりのコートを羽織って、２０分遅れで会場のホテルに。 コートをホテルのクロークに預けたら、ストールの形を整えて、いよいよパーティーの受付に向かいます。 「すみません、○○期の…」 ところが受付のひと（サークルの後輩）はあっさりとわたしの名札を出してくれました。ＭＴＦしてることは知られてないはずなのに、どうして？ よく考えてみたら、６日前の学園祭で逢ったひとだったんですね。 会場に入ると、もう歓談がはじまってます。 まず、わたしと卒業年の近いひとたちを探してみます。いた！ ５年ぶりに逢うなつかしい顔のひとたちが、男女数人で歓談してました。 わたしが近づいても、まったく気にしないようす。 目が合ったひとり、同期の男性の△△さんに声をかけてみます。 わたし「△△さんひさしぶり、わたし○○なんですけど…女になったんです」 △△さん「えっ！？○○なの？」 出席者Ａ「なになに？○○さん！？」 出席者Ｂ「うわああ！びっくりした！いったいどうしたの？」 ひとりがおどろくと、連鎖的にみんながわたしにおどろいてくれてます。 わたしは、ＴＳＦ関連のオフ会でもつかってる、「こうけい＆公恵」名義の名刺を出しました。 出席者Ｃ「へええ、こうけいさんって呼んだほうがいいかな？」 わたし「こうけいでもいいけど、きみえがいいです」 出席者Ｄ「じゃあきみえさんって呼びましょう」 みなさん順応力がおありで、わたしのことを公恵って呼んでくれるようになりました(^^) ＴＳＦで主人公がＴＳしてはじめて登校（出勤）するときの、周囲の反応にも通じるところがありますね。 どうしてＭＴＦするようになったのかとか、名刺の「ＴＳＦ作家」ってなんのこととか、わたしが説明するとみなさん和やかに聞いてくれます。 出席者Ｅ「公恵さん、男だったときと比べてずっと明るくなった気がする」 出席者Ｆ「５年前のパーティーのときは無理してスーツ着てたよね？今のドレス、すごく自然よ」 出席者Ｇ「なんだか公恵さん、なりたい自分になってるってかんじ」 男性のひとも女性のひとも、変貌したわたしのことをあたたかく受け入れてくれました。 そのあとは会場をまわって、、わたしより年寄りのひとや若いひとたちにも声をかけます。 数がすくないんで目につく女性のひとには重点的に声をかけました。 出席者Ｈ「ひゃあ、○○さんですか、名前は存じてますけど、びっくりしました」 出席者Ｉ「男を捨てるって、いったいどんな心境なんですか？」 出席者Ｊ「わたし化粧品には詳しいんで、アドバイスしますよ」 出席者Ｋ「名刺ありがとうございます。メール出しますね」 いろんな反応がありましたけど、怖がられることだけはありませんでした。 とくに、女性のひととは意気投合しやすかったです。 まあ、うちのサークルの男性は伝統的に女性と話すのが苦手なひとが多いんですけどね。 出席者Ｌ「仕事はこの恰好でやってるんですか？」 わたし「今はまだ男です。でもそのうち女でやりたいです」 出席者Ｌ「公恵さんならきっとできますよ、応援してます」 出席者Ｍ「ＧＩＤとかでお医者さんには行かないんですか？」 わたし「来年あたり行ってみようっておもってます」 出席者Ｍ「ほんとうに、公恵さん女性のようにおきれいですよ」 わたし「でもわたし、ほんものの女性ってだけで、あなたがうらやましいです」 こういった会話もありました。 出席者Ｎ「公恵ちゃん、髪の毛茶色にしたほうがいいよ」 出席者Ｏ「ストレートパーマかけたら？」 こんなアドバイスをしてくれるひとたちもいました。 わたしの自髪は黒でくせ毛なので、ちょっと重たくみえるのでしょうね。 考えておきましょう。 おもった以上にいろんなひとに声をかけたので、用意してた名刺が底をついて、 しまいには「華代ちゃん＆姫神様」名刺（オフ会でわたしに会ったひとならわかります）まで渡しちゃいました。 あの名刺にも、「こうけい」の名前とメールアドレスは書いてあるので、まあいいでしょう。 お開きになって、会場をあとにしようとしたとき、わたしが最初に声をかけた△△さんが、カメラつきケータイでわたしの写真を撮りました。 「○○が女になったってこと、欠席した同期のやつらにも知らせてやろう」 うん、ありがとね、△△さん（でもこのひとは結婚してます）。 こうして、わたしはこのサークルではすっかり「公恵」として名が通りました。 サークル関係者用名簿に載せるための個人データ用紙を受付に提出するので、 わたしは、自分の名前のところを「公恵」に変更して出しておきました(^^) そして、会場から最寄駅まで、後輩の女性ふたりとおはなしをしながら帰りました。 会場では薄着のパーティードレスだったから、コートはあったかでしたね。 最初の本格的なカムアウトは、成功のうちに幕を閉じたのでした(^^)\ 今日の服装、Ｗ・Ｑさんにもお見せしたかったです。 いちおう写真は撮ったんだけど、まだフィルムがたくさん余ってるので（デジカメじゃなくて銀塩写真なのです）、プリントまでにはちょっと時間がかかります。すみませんね。

２００２年１１月２９日（金） 脱毛。 ひげはもう、ちょっと黒っぽい産毛しか生えなくなってるのでとても楽。 でも鼻の近くや唇の近くはとても痛いのです。 そして今日は、眉の脱毛にも挑戦。 眉間はほとんど痛みを感じなかったんですけど、 まぶたの上とかは、まるで目に針を刺されているような痛みで逃げ出したくなる気持ち。 だけど、終わってからすっきりした眉を見てみれば、やってよかったと思うのです。 さあ、明日はカムアウトの日。

２００２年１１月２８日（木） 心当たりのかたがたへ。 別に、そんな面倒くさいことをしなくても、 トップページからリンク集に飛べばリンクされてるんだけど……。

２００２年１１月２７日（水） エニックスクウェア（ＥＮＩＸＱＵＡＲＥ）。 スクウェニックス（ＳＱＵＥＮＩＸ）。 いずれにしてもローマ字表記が見栄えいいので （ＸとＱが両方入っているのが視覚的に強いのです）、 どちらになるか楽しみにしてたのに…。 （１１／３０追記：考えてみたら、実際に決まった新社名「スクウェア・エニックス」でも ＱとＸは両方入るんでした）

２００２年１１月２６日（火） 帰宅してから内職。 予備校の模擬試験の添削。１枚１０００円のを数枚。 ちょっとしたおこづかい稼ぎにはなります。 ついこのあいだまでは、この予備校に授業料を払う立場だったのに、おもしろいものですね。

２００２年１１月２５日（月） １９日の日記にも書いたラジオ、小倉優子さん、復帰。 「過労でダウン」は口実で、「不評につきパーソナリティー交代」が本音かとおもってたんだけど、ハズレ。 世の中、所詮はそんなもの？

２００２年１１月２４日（日） 冬コミ用同人誌の入稿は…当分の間凍結。 期待していたみなさん、ごめんなさいね。 「としまえん」に行きました。 着ぐるみの吹田まりさんに逢えなかったのが残念。 『Ｐｉａキャロ３』のフローラルミントタイプや『ときメモ２』のひびきの高校制服（キャラは黒いショートボブの女の子。ときメモ２にこんな子いたかしら？オリキャラ？）の着ぐるみさんを見たのが少ない収穫かな。着ぐるみというと、子供向けアニメのキャラという印象があるので、こういうゲームのキャラはめずらしいのです。 なお、『ガールズサイド』のコスプレは、男２人女２人だけでした。１０月よりかなり減ってます。もう旬は過ぎたのかも。 そして話はようやく本題にはいります。 わたしはそのあと、出身学校の学園祭に行ってきました。 カムアウトの機会をうかがうためにです。 話はちょっと長くなります。 在学中にわたしが所属してて、卒業後もちょくちょく顔を出してたんだけど、最近５年ほどはごぶさたしてた、とあるサークルがありました。 わたしが最後に顔を見せたのが、５年前の１１月末にあった、このサークルの創立１５周年パーティー。つまり、今年には２０周年パーティーがあるはずなのです。 このサークルは、昔からなんでも受け入れてしまうオープンさ、というかいい意味でもアバウトさがあったところです。そしてサークルのメンバーには、わたしの実家と関係あるようなひとはいないはず。 こういうサークルだったら、きっとわたしのカムアウトもすんなりと成功するんじゃないかな。そうおもって、わたしは今年あるかもしれない２０周年パーティーに参加して、ひさしぶりに昔の仲間たちと顔をつなぐと同時に、サークル内でカムアウトしようとかんがえたのです。 ところがわたしは問題の５年前のあとで、現住所も実家も引っ越しまして、サークルのほうへの連絡をおこたっていたのです。あとでそれに気づいても、サークルのほうも毎年代替わりしてるのですから（そしてわたしが知ってるのは古いひとの連絡先だけ）、いまさら現役の会員に連絡することもできません（校内にそのサークルの部屋があるわけでもない）。 そこで今日わたしは、そのようなパーティーがあるかどうかたしかめようと、このサークルのために学園祭に行ったのです。 ところが、そのサークルが模擬店を出してるはずの場所に行っても、そのサークル名が見当たらない。 もしかしたら参加をとりやめたのかな？そうおもって、わたしは帰宅しようかともおもいました。 でも、よく見ると、空き地にいくつか荷物が置いてあって、数人のひと（みんな男性）が見張っているもよう。 もしかしたら、このひとたちが、サークルの現役生？ わたしは声をかけました。 「すみません、△△サークルのかたですか？」 「はい。模擬店早く終わっちゃってすみません。予想外に早く完売しちゃったんで。前売りチケット持ってらしたかたでしたら、払い戻しいたしますよ」 なるほど、それで模擬店がなくなってたのか。わたしは話を続ける。 「いいえ、そうじゃなくって、わたし、えらく古いんですけど、××年入学の○○です」 すると、彼らの顔色が変わったようにみえました。 「…実は、来週に２０周年パーティーやるんですよ。卒業生のかたがたには招待状をお送りしてるんですけど、○○さんのところはご自宅もご実家も転居先不明で戻ってきちゃって。お会いできてよかったです」 「いえ、こちらこそよかったです」 わたしのおもっていたとおりでした！パーティーに間に合いました！ 「パーティーは１１月３０日にドコドコであるんですけど、参加されますでしょうか」 その日はちょうど空いてました。 「よろこんで参加します！」 「○○さんの今の連絡先、教えてもらえますか」 「はい！今まで連絡してなくてすみません」 ああ、学園祭に行ってよかった！声をかけてよかった！ こうして、わたしのカムアウトの場所が決まったのでした。 なお、わたしはこの学園祭には一応ＭＴＦで行ったんですけれど、そのことについては彼らからはなにも言われませんでした。 メイクはしてたけど、ショートな自髪にタートルセーター＋モカ色のジャケット（ボトムはスカートでしたけど）のせいか、ビジュアル系っぽい男とでも思われたのかな？ それとも、男か女かはまったく気にも留めてなかったのかな？ まあ、カムアウト本番は、昔のわたしを知っているひとたちがやってくる、パーティーのときまでとっておきましょう。 とまあ、こういうことになったので、 わたしは帰宅途中、パーティー用のワンピースやらストールやら靴やらで数万円の臨時出費をしたのでした（冷汗） ボーナス前だというのに。 まあ、冬コミにも着ていく予定ですから、いいんですけどね。

２００２年１１月２３日（土） さあ、冬コミ用同人誌の１冊目の原稿がもうすぐ完成か！？ この本は前に出した本の再録本（改訂や書き下ろしのページもありますけど）なので、 作業は簡単ですぐに入稿できる…はずです。 でも、仕事の疲れか作業がなかなか進みません。 入稿は明日に延期することにしました。 でも、２４日に本当にできるの！？＞わたし

２００２年１１月２１日（木） ３００００ＨＩＴ記念作をアップしました。 関連ページもまとめて更新したのでけっこう手間がかかりましたけど、 なんとか日付が変わる前にアップ完了いたしました。

２００２年１１月２０日（水） 日付がかわる前に５００００ＨＩＴ達成！ ｍｋ８４２６さん、何度もの挑戦の末、ついにジャストでのご招待ですね。おめでとうございます。 そしてみなさん、ありがとうございます！ ３００００ＨＩＴの記念作もようやく完成。 はぐれこかとりすさんに見てもらってから、アップロードする予定です。

２００２年１１月１９日（火） 月曜２１時から文化放送で放送しているラジオ番組のタイトルは？ １：「小倉優子のＲＡＤＩＯトゥルーラブストーリー　ウキウキりんこだプー」 ２：「菊池志穂のＲＡＤＩＯトゥルーラブストーリー　ウキウキりんこだプー」 ３：「川上とも子のＲＡＤＩＯトゥルーラブストーリー　ウキウキりんこだプー」 どう考えても、１番がいちばん違和感ありますね。 なお、菊池志穂さんと川上とも子さんはゲーム『トゥルーラブストーリー』シリーズの声優さんですけど、小倉優子さんはこのゲームと関係ないただのアイドルタレントさんです。 小倉さんが過労でダウンした（本当？）という事情とはいえ、菊池さんや川上さんを起用したスタッフの大英断に、ゲーム『トゥルーラブストーリー』の１ファンとして拍手を送ります。 でも、小倉さんが復帰したりしたら、どうなることやら…（冷汗）

２００２年１１月１８日（月） 最近はまた、毎日のようにｋｌｅｚメールがやってきます。うんざり。 でも、そのメールの添付ファイルを、テキストベースで開いてＢ６４ｄｅｃｏｄｅで解凍してみたら、 なんとわたしも名を知ってるオンラインアマチュア作家さんのＴＳ小説が現れたじゃありませんか！ 添付ファイルはウイルスが送り主のマイドキュメントフォルダから無作為に選び出すので、 このメールの送り主さんも、ＴＳ小説がお好きなことがわかりますね（苦笑）。

２００２年１１月１７日（日） 夕方というか夜に、東京へ戻ってきました。 さあ３００００ＨＩＴ招待作を書かないと。 でもなかなか指が進みません。 はぐれこかとりすさんはじめ、お待たせしているみなさん、ごめんなさいね。

２００２年１１月１６日（土） 今日も実家。 とうとうというか、１年ぶりくらいに、両親から、結婚のつもりはあるのかと話がありました。 軽〜くはぐらかしておきました。