こうけいの日記２００２年７月１６日〜３１日

２００２年７月３１日（水） わたしの仕事先のビルの入り口は夜８時まで開いてます。 ８時になると、入り口の自動ドアが閉まったままの状態になって、そのあとは非常出口から出ないといけなくなるのです。 今日、わたしは８時ぎりぎりまで残業して、エレベーターで下って１階に着いたとき、時計は７時５９分。 今ならまだ間に合う！ そう思いながら、速足で入り口の手前の（つまり、内側の）自動ドアをくぐります。 ところが、いつもなら開いたままのはずの、２番目の（外側の）自動ドアが、するすると閉まり始めるではありませんか！ ８時になったのです。 わたしはいっそう加速しながら、閉まりかけたドアの間をすりぬけるように、外へ出ました。あと２秒遅ければ、間に合わなかったでしょう。 確認のため、わたしはあらためて自動ドアの前に立ちましたけど、はたしてドアが開くことはありません。 なんともスリリングな体験でした。 発車ベルの鳴らない列車に駆け込み乗車するというのは、こんなかんじなんでしょうか。

２００２年７月３０日（火） １週間以上ぶりに日記の更新。お待たせしました。 おわびというわけでもないし、たつみさんのご招待もまだで、すみませんけど、 即興ＴＳＦの案が浮かびました！ あのナカイさんが再登場です。 仲居頭「これマサヨ、何度言ったらわかるの！お布団が曲がってますわ」 マサヨ「…もう３度目ですよ、まっすぐになったでしょぉ…」 仲居頭「口答えしない！お客様、申し訳ありません新入りで。今やり直させますから」 マサヨ「はああ……あたし、いつまでこんなことやってるのかしら…」 女珀館では、新入り仲居のマサヨがみっちりしごかれていた。 帳場。仲居頭に連れられたマサヨが、大女将の前でしょんぼり。 大女将「困りましたわね…。マサヨさん、何かお悩みごとでもありますか？」 マサヨ「だってぇ…あたしわけもわからないうちにこうなっちゃったんですよぉ…」 仲居頭「わたしだってＴＳ組ですよ。１０年前、セールスに来たときに、今の大女将にやられて仲居になっちゃったの。 あのときはショックだったけど、開き直ってからはすっかり調子がよくなったわ」 大女将「そうそう、この子、ガニ股に猫背が半年も直らなかったのですわよ」 仲居頭「あらいやだ、大女将ったら昔のことを」 大女将「それに比べてマサヨさんは、もうすっかりかわいい仲居さんではありませんか」 マサヨ「そんな…いやよ……。ああ…女言葉しか話せなくなっちゃって…」 仲居頭「いいじゃない。あんたの営業スマイル、お客様には評判いいのよ」 大女将「元がしっかりしてる子はさすがですわよね」 仲居頭「あとは客室係の腕だけ。だからわたしも厳しくあたるんだから」 マサヨ「でも……」 大女将「そうそう、テレビのニュースでも見ましょう」 ところが始まったのは、人気男性アイドルグループ「ＳＯＡＰ（ソープ）」のライブ中継。 大女将「あらまあ、番組変更かしら？」 仲居頭「だけど、ＳＯＡＰも災難続きよね。去年は交通違反でメンバーがクビ。今年は行方不明か。ＣＭの撮影中に、忽然といなくなったのでしょう？」 大女将「そうですわね、６人だったのが３人組になっちゃうなんて。ほほほほほほ……」 直後、歌が止まり、メンバーのひとり、カトリのＭＣが入る。 カトリ「みんな……、もう知ってるとは思うけど、今年も、残念なことをお知らせしないといけません。 僕らのリーダーだったナカイ君が、この間、行方不明になっちゃったんだ！」 マサヨ「！！！」 うつむいていたマサヨの目が、テレビに釘付けになった。 カトリ「ナカイ！お願いだ！このライブ、全国中継なんだ！見てたら連絡してくれ！ 俺たちも、ファンのみんなも、またおまえに逢いたいんだ！」 マサヨ「あ、あたしはここよ！助けてっ、カトリ！みんな！」 とうとう我慢に限界がきたのか、涙声で叫ぶマサヨ。 仲居頭「これマサヨ、静かになさい！」 そのとき帳場の扉が開いた。 わたし「ただいま大女将、営業無事に終わりましたわ。…これは？」 若女将のこうけいが、外回りから戻ってきたのだ。 わたし「なにをやってるんです、仲居頭さんも？……マサヨさん！」 マサヨ「う、うわぁああああんっ！！」 マサヨはこうけいの胸に飛び込んだ。 わたし「落ち着いて！マサヨさん！」 マサヨ「バカバカバカ！大女将も仲居頭も、若女将もバカバカ！あたしを元の男に戻してよ！カトリに逢わせてよぉっ！！」 わたし「そ、それはちょっと…」 マサヨ「仲居なんて、もういやよ！女言葉なんて話したくないっ！！ こんな着物も、こんな髪型も、こんな体も、いやいやいやっ！！！うわあああんんっ！！！」 わたし（ちょっとお気の毒すぎましたわね…。でも、大女将だって悪気はないはずですわ。 マサヨさん、あなたを元には戻せませんけど、きっといいことがあるはずですわよ） 激しくゆれるマサヨの丸髷から、落ちそうになったかんざしを、こうけいが静かに指で押さえた。 その数日後。ＳＯＡＰは女珀館の近所でライブをやった。この間、Ｗ杯の試合をやったのと同じスタジアムなのは余談だけど。 番頭「えっ！？ＳＯＡＰが今夜うちに？」 大女将「なんでも、泊まられる予定の旅館さんが、集団ＴＳ事件を起こして営業自粛だそうですわ」 わたし「お役人さんの団体が、幼稚園児になってしまわれたそうですわね」 番頭「若女将ももうご存知で。ふだん、ＴＳ禁止令なんて言ってますところは、こういうときに対処ができないんですなあ」 やがてＳＯＡＰ一行が女珀館に現れる。仲居たちが玄関にずらりと並んでお出迎え。 仲居頭「ようこそ女珀館へいらっしゃいませ。ほらマサヨ、お荷物」 マサヨ「はいっ、お荷物をこちらへどうぞ。お部屋までご案内いたします…あっ！」 マサヨが荷物を持って顔を上げると、そこにはカトリの姿があった。 カトリ「あれっ！？きみ、どうしたの？」 見つめられて、カトリは怪訝な顔。 マサヨ「カトリ…あたしよ…ナカイよ……」 マサヨから、仲居の営業スマイルは消えていた。 いまの彼女の心境を例えるなら、悪の組織によって囚われの身となり、メイドに姿を変えられていた王子が、勇者にすがりついて救いを求める、そんなシチュエーションがぴったりかもしれない。 カトリ「えっ、当たり前じゃん、きみ仲居さんだよね」 マサヨ「そうじゃなくて、あたしはナカイマサヨ、じゃなくてぇ、マサ…」 そのとき、脇で見ていた大女将がマサヨの着物の裾を引っ張る。 大女将「マサヨさん、ちょっとこちらへ」 マサヨ「は、はい、失礼いたします」 廊下の陰に連れていかれたマサヨ。 大女将「困りますわね。マサヨさん、仕事中の仲居は、お客様と個人的に親しげな態度をとってはいけないって、ご存知でしたわよね？」 マサヨ「あっ……でも、だって…」 こみ上げてくる熱い想いが、マサヨの瞳をたちまち潤ませた。 大女将「…マサヨさん」 マサヨ「……はいっ」 大女将「あなた、特別に、明日の昼まで非番にいたしますわ」 マサヨ「えっ？」 大女将「特別にシフトを変えましょう。カトリ様たちと、ゆっくりくつろぎなさいな。 非番なら遠慮はいらないでしょう？」 マサヨ「あっ…」 大女将「ほら、服も」 言うが早く、マサヨの服はオレンジ色のカジュアルなワンピースに替わっていた。 髷も解けて、つややかなロングヘアーに。 マサヨ「こ…これが、あたし？」 大女将「さあ、早く行ってあげなさい」 マサヨ「…ありがとうございます、大女将！」 こうけい、帳場で電話。 わたし「うまくいきましたわ。誠展館の若旦那、ご協力ありがとう」 若旦那「よその旅館に潜入してＴＳ事件を起こすのは、もうこりごりですけどね」 わたし「ほほほほ、わたしもですわ」 若旦那「でもこれで、ナカイさんは立派な仲居になれますよ、きっと」 その次の会場でのＳＯＡＰライブにて。 カトリ「みんな……、大切なことをお知らせします。 僕らのリーダー、ナカイ君が、遠いところにいるってわかったんです！ 残念だけど事情があって、彼はいま、表に出られません。 でも、ナカイ君はやっぱり元気なナカイだったから、みんなも安心してくれよな！」 とにもかくにも、この物語はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 実在の稲○メンバーはクビになってないし…（冷汗）。

２００２年７月２９日（月） 同人誌、夏コミ合わせのオフセットは断念の方向で検討中。 印刷代は全額払ったし、表紙だけはとっくに入稿したんですけど、夏コミではコピー本でしのぐ予定です。 コピー代との二重出費はちょっとばかり痛いけど。 印刷屋さん、本当にゴメンナサイ。でも、夏コミ後だったら刷ってくださいね。

２００２年７月２８日（日） 列車で移動中にノートパソコンを使ってみたのですが、バッテリがなんだか変ですね。８９％あったと思ったら、直後にアラームが鳴って、７％まで落ちている。 別なときにやってみたら、やっぱり同じ結果。これじゃ、バッテリメータの意味がないじゃないの。買って２年半、バッテリも寿命かな？

２００２年７月２７日（土） 事情があって、週末は実家に帰省。 オス化させられた、かごの鳥状態…………。

２００２年７月２６日（金） 日記の更新も、同人誌原稿も、コミケカタログを見る暇もないほど、忙しくて、おまけに眠い。

２００２年７月２４日（水） 同人誌原稿、どうにも進まず。 原稿制作のためにゲームをプレイ中なのですが、 所定の時期にロードを繰り返しても必要なキャラが出てこない。 攻略本を見ても、その時期には一定の確率でそのキャラが出てくるはずなのに。 出てこないと断言もできないので、あきらめるわけにもいかず。ひたすらロードを繰り返す。

２００２年７月２３日（火） ７月１９日の日記にありました「マカ女性内服液」ですけど、 別の薬局で姉妹品の「マカ男性内服液」も発見しました。 これでＦＴＭのひとも救われる！？

２００２年７月２２日（月） 日記の更新、１週間空きました。 更新を待ってくださっていたみなさん、ご心配かけました。 同人誌の原稿はまだ終わってませんが、まあなんとか…。 以下の内容は２１日のできごとです（冷汗） 女珀館の新人仲居、ナカイさんにそっくりな男のかたが、 今日（２１日）の昼間の４ちゃんねる（関東地区）のクイズ番組に出てましたね。 それも、Ｇとかいうプロ野球球団についてのカルトクイズで、優勝してました。 あの番組、前日の試合内容（清原がスタメンを外れたとか）も反映されてたから、生放送なはず。 でも、若女将の話では、ナカイさんは今日は女珀館でみっちり客室の掃除をしていたんですけどね。 まっ、テレビに出てたのはそっくりさんなんでしょう（爆）。

２００２年７月２１日（日） 今日は除毛クリームに挑戦してみました。 まずは、すねにほんの少しだけ残っていた毛に塗ってみます。 あっさりときれいに取れました。 次に、わき毛に試してみます。 長い毛をいきなり除毛するのは不安なので、ハサミで切ってからクリームを塗ったのですが、 ハサミで切ったときに皮膚を傷つけたところにクリームがしみて、ちょっとばかり痛かったです。反省。 まあ、これからは毛が伸びる前にクリームをつければいいんで、ハサミの必要はないんですけど。 顔のヒゲには電気脱毛を予定してます。

２００２年７月２０日（土） 今日はお休み。 街中へ出かけて、夏物処分セールでいろいろ買ってきました。 レディース用のパンツも買ってみました。試着したら、ウエスト６７センチが十分入ることがわかって大喜び。このサイズなら選択肢が広がりますから。 これからは男モードでもレディースパンツをはきましょう。

２００２年７月１９日（金） 同人誌の原稿を書くための体力をつけようと、ドリンク剤に手を出しました。 薬局で「マカ女性内服液」（「株式会社メイクトモロー」製）と書かれたドリンクを発見。思わず名前にひかれて飲んでみることにしました。 「マカ」とは古代インカの強壮剤だった食べ物です。マカ入りドリンクはほかにも数種類置いてありましたけど、わたしがこのドリンクを買った理由は、もちろん「女性」が大きく書かれていたことです。 女性のためのスタミナ栄養素を備えているというのが売り文句だそうで。 さらに、原材料には「異性化転換液糖」の文字が。つまり、飲めばＴＳする液糖ってことでいいかしら！？ でも、効能に「性別再判定」はなかったですねえ（爆） 飲んではみたけれど、今のところ、まだ体にＴＳの兆候はありませんし（超爆）

２００２年７月１８日（木） 同人誌原稿、ゴール目前でご破算。やり直しを決意。 それにつけても、人間って「何もしないでぼーっとしている時間」が必要なもんだと、 前にも書いたけれども今更ながらに痛感。

２００２年７月１７日（水） 同人誌原稿、一進一退。 節食の甲斐があったのか、最近はちょっと食べるとおなかがいっぱいになるような気がします。胃拡張の逆でしょうね。 うれしいことなんだけど、ちょっぴり淋しくも思えます。

２００２年７月１６日（火） 同人誌原稿、好調に進行。