もし男子生徒が、模試の志望校に女子校を書いたら？
真剣に試験に取り組んでないと思われるでしょうね。
大好きな女の子と同じ学校に行きたいとか、ＴＳして女の子になりたいとかと、真面目に考えているひとだと思われることは、まずないでしょう。
模試によっては合格判定時に性別をチェックして、男子が女子校を書いたらエラー判定にしてしまうものもあります。それも正確な受験生データを集めるためには当然の措置かもしれません。

でもそういうのってかなしくはありませんか。模擬試験というものは「模試」というくらいですから「もし」を大切にする場です。
男子生徒でも、志望校に女子校を書いて、もし自分が女子だったらと思いながら試験を受けると、気分がよくなって点数も上がるかもしれませんよね。そういう効果は大切にしたいです。
そして、わたしがもし「真剣もし」を受けていたら……。

参考までに、わたし自身も、中学や高校受験の模試で女子校を書いたことはありませんけど、大学受験のときに書いたことはあります（冷汗）
けれども残念ながらＴＳはしませんでした。合格可能性９０％以上のＡ判定だったんですけどね。志望順位が下のほうだったからでしょうか（笑）

あの模試を受けて変身した少年少女たちがどうなったかは、読者のみなさんのご想像におまかせします。
仮に、元の小学５年生に戻る術があったとしても、志帆と瑞樹は元に戻りたがらないとおもいますけどね。
そして、中学の反省室に連れて行かれた３人組は、塾にいなかったということで元に戻る術を受ける機会を逃して、ずっとあの学校の生徒のまま……になりそうな気がします。すると案外とあの学校に適応して、成績優秀な生徒として一目置かれるようになるかも。そうなれば、彼ら（彼女ら）はいい更生をしたといえるでしょうね（笑）

キャラクターのネーミングはゲーム『とき○モガールズサイド』を参考にさせていただきました。模試のネーミングは「進○模試」とは無関係です。
なお、作品番号が『ファイナルアンサー』よりも小さいのは、はじめはこちらのほうを先に完成させてアップしようと考えていたためです。